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2013年 07月 18日

MOLLY MALONE

 クリスティ・ムーアのフィリップへのベネフィット・ライヴで出演者・観客全員による「モリー・マローン」の合唱がフィリップへ捧げられた。魚介(貝)売りの行商の女性の事を唄った昔々からのダブリンの伝承唄。モリー銅像はダブリンのグラフトン・ストリートにあるから行った事のある人は目にしているはず。ペーソスとユーモアとリスペクト、クリスティに感服。



◆涙をさそうシーンだ。フィリップの出演はなかった。観客の中にはポーグス/ラジエーターズの盟友ケイト・オリオーダンの姿が・・・

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◆この唄のサビの部分 Alive alive o, crying cockles(ザル貝) and mussels(ムール貝), alive alive o・・・ラジエーターズの2枚のベストアルバムのタイトルにもなっている・・・
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by chihon | 2013-07-18 01:39 | Philip Chevron
2013年 07月 04日

フィリップ・シェヴロン・トリビュート

 末期ガンが公表されているフィリップのトリビュート"PHILIP CHEVRON TESTIMONIAL CONCERT"が8月24日、ダブリンのオリンピア・シアターで開催される事が発表された。フィリップゆかりのアイリッシュ・ミュージシャンが総出演のほか、作家のロディ・ドイルと俳優のエイダン・ギレンがポエトリー・リーディングで出演する。チケットは7月5日に発売される。フィリップ自身の出演については、本人は出演を希望しているが(7月15日も)体調の変化により直前〜当日にならないとなんとも言えない状況だそうです。

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◆ポスターには出演者がアルファベット順に表記されている。ダブリンのデパートCLERY'Sの正面出口にある時計台とフィリップのイラストはミース・ヘルの作品で、ラジエーターズのこの曲にちなんだもの。涙・・・
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by chihon | 2013-07-04 01:50 | Philip Chevron
2013年 07月 03日

シェイン近況

 先日、アスランのクリスティ・ディグナム(白血病で闘病中)のトリビュート・ライヴにホースリップスらと出演予定だったのをドタキャンしてしまった毎度お騒がせなシェインですが、年内公開予定のジョニー・ディップ主演の話題映画「ローン・レンジャー」の挿入歌/サントラを何曲かアフターマスのメンバーらとレコーディングしたそうです。また、シェインにはジョニーがらみでハリウッド映画界に俳優として進出するのでは?という噂が流れています。それには歯が無い事による顎の骨格異変や発声の問題などがあるため、総入れ歯(インプラント?)が必要なのでは?といった意見もあるようです(苦笑)。

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◆写真にTHE LONE RANGER : Official Album Samplerのリンクを貼ってあります。シェイン参加曲「プア・パディ」が3分過ぎのところで聴けます(SELECT A TRACK 3)。
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by chihon | 2013-07-03 11:16 | Shane MacGowan
2013年 07月 02日

Protex at 紅布(Red Cloth), Tokyo 15&16 June

 パワー・ポップ・パンク・・・この日本発祥(?)の造語もすっかり世界で通用するようになった。1994年にイギリスのDOJOレーベルがアンダートーンズを再発したのをきっかけに広く知られるようになった1977年から82年までのベルファスト・パンク・ムーヴメント。それまで日本ではシングル盤を血眼になって探しまわらないと聴く事ができなかったわけだが、DOJOが同年に“THE GOOD VIBRATIONS STORY”という編集盤を発売し、収録されていたレーベルのシングル重要曲が容易に聴けるようになったと記憶している。信じられないだろうがそれまでは(確か92年頃まで)ベルファストにあるグッド・ヴァイヴレーションズのショップでは、まだプロテックスやルーディなどのシングル盤のセカンド/サード・プレスのデッドストックが売られていた。この頃プロテックスを知ったのだが、とっくに解散しててメンバーの所在なんて知るすべもなかった。

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◆思ったより若いオーディエンスが多かった・・・

 パワー・ポップとしてではなくアイリッシュ・ロックという括りでプロテックスやこのシーンのバンド群を聴いてきたオーディエンスってほとんどいなかったと思う。正直なところ少しだけ違和感を感じたけれど、開演が近づくにつれそれは消え、パワー・ポップのファンの人たちと一緒にこの最高のライヴの空間を味わえて良かったと思っています。結果的に再評価の期待を裏切らない内容だった。

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◆レコードと映像でしか知らなかった往年の曲々が目の前で生で演奏されていく・・・

 活動期間が短く当時はさほど評価もされなかったプロテックス。今回のライヴで再結成感が感じられなかったのはベースとドラムがオリジナルメンバーではないからだろうか。実際に新オリジナル曲と新カヴァー曲が演奏されていた。フロントのエイダン・ムルタ、デイヴ・マックマスターは当然ルックスやヘア・スタイルは変わってるけど唄とギターは昔のままだ(キーの変更はあったようだが・・・)。立ち姿が印象的なベースのアンドリュー・カーリス、ムードメーカー的なドラムのゴーディ・ウォーカー、つきなみな言い方だけどみんな等身大に見えた。

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◆メンバーの足元はきわめてシンプル・・・

 おそらく現役当時にも無かったであろうフロアの大盛り上がり。気合いのある演奏とそれに応じるオーディエンスの合唱。実際に大泣きしている人もいれば心の中で号泣している人もいたと思う。ファン歴が何年だろうが思い入れ度がどの位だなんて関係なく、みんなそれぞれの想いで飛び跳ねている。開演直前のDJがかけたルーディの‘BIG TIME’から1曲目の‘YOUR ATTENTION’が始まったあの瞬間、スローなアレンジで始まる‘DON'T RING ME UP’、失禁寸前まで興奮させられた‘STRANGE OBSESSIONS’、‘FOREVER’から‘LOOKOUT JOHNNY’へ変わる瞬間・・・書き出したらキリが無いぐらい、全てがハイライトだった。バンドが活動してた頃にはまだ生まれていなかったような若いオーディエンスたちの熱狂はメンバー達にはどう写ったであろうか。

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◆メンバー唯一の「アイリッシュ」であるエイダン。デイヴはスコットランド系だそうです。この2人に男のロマン(?)を感じます・・・

◆メンバー全員が他の仕事に就きながら2年近くに渡る活動を続けてきたけれど、この来日公演を最後にベースのアンドリューが脱退、残念だけど不動だったラインナップが崩れてしまった・・・ でもバンドは新メンバーを迎え活動を続行していくそうだ・・・

◆写真はすべて筆者撮影
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by chihon | 2013-07-02 13:33 | NORTHERN IRELAND
2013年 07月 01日

Protexのエイダンとデイヴのスクールメイト

 来日中のProtexのメンバー達との雑談の中で、どうでもいい事だけど個人的・当ブログ的には重要で興味深い話を聞いた。ベルファスト出身の代表的なシンガー・ソングライター、アンディ・ホワイトとバップ・ケネディがエイダンとデイヴの旧友であり、なんとProtex結成以前にデイヴとアンディはスクール・バンドを組んでいたという。1970年代なか頃のみんなティーンエージャーだった頃の事である。その後エイダンとデイヴはProtexを結成し、ベルファスト・パンク・ムーヴメントを通過してメジャー・デビュー、アンディとバップはこのムーヴメントに直接関わる事なくメジャー・デビューを果たした。多数あるアンディとバップのアルバムの中からベストなアルバムを1枚ずつ挙げておきます。

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Andy White : RAVE ON(1986) グッド・ヴァイヴレーションズやロンドンのスティッフ等からもシングルをリリースしていたアンディのデビュー作。ジョン・レノンとボブ・ディランに影響され音楽を始めたという彼のトーキング・ブルース的な歌唱はよくビリー・ブラッグが引き合いに出される。本作はボクが生涯聴いてきた音楽の中で最もベルファストの香り漂うロック・アルバム。The Poguesのライヴのオープニングや共演をかなりしていた。Saw Doctorsをバックにツアーしたりした事も。2013年の現在まで休む事なくスタイルを変貌させながら現役活動中。

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Bap Kennedy : THE BIG PICTURE(2005) 1990年にデビューしアイリッシュ・ロック・シーンに一大旋風を巻き起こしたEnergy Orchardのフロントマン。解散後ソロになってからベルファストでレコーディングされたという本作は、親好があるThe Poguesのシェインが参加しているフォーク/ロックの秀作。また、バップはスティーヴ・アールと‘DIRTY OLD TOWN’を演っていて、現在でも精鋭活動中。バップとエイダン、スクールキッズ時代に仲が良かったふたりの少年ソングライターのそれぞれの行く末に泣けてきます。
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by chihon | 2013-07-01 04:19 | NORTHERN IRELAND