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2013年 04月 28日

The Strypes at Club Quattro, Tokyo 24 April(やや長文につき要注意)

 昨年ラジエーターズ・フロム・スペースのピート・ホリダイから、単独でやるはずだったライヴに前座を入れるから楽しみにしておくように、すごいバンドだよ!と言われたのがザ・ストライプスを知ったきっかけ。残念ながらラジエーターズ側の事情でそのライヴは中止になってしまい結局観れずじまいだったのだが、1夜限りの来日お披露目ライヴを運よく観る事ができた。NMEタイプ(イギリスで新人バンドの事をさす造語)のライヴだから20代前半の女子率が高いかなと思ってたけど、そんな事はなく目立ったのは30代後半から40代後半ぐらいまでといった感じか。

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◆アイドルっぽい学園祭的な雰囲気をイメージしていたがそんな事はなかった・・・

 最初っからあまりの若さと演奏とのギャップに面食らってしまった。若いから注目されるのであって、もし彼らが30代40代だったら見向きもされないと思う。まあ単純にカッコイイと思ったのはそのスタイル。リフ&グルーヴ重視、スケール感、ツボにはまりすぎたカバー曲のセレクトとセンス、髪型と洋服と楽器のチョイス。よく60年代ブリティッシュ・ビートやリズム・アンド・ブルースが引き合いに出されるけど、むしろ70年代のパブロックだな、ヴォーカルのアクションなんかモロにリー・リブローを模範していた。時々目をつぶって音だけ聴いて確かめてみたけどやっぱりDr.フィールグッドだな、と思った。アンコールで演った必殺スタンダード‘ROUTE 66’、ニック・ロウの名曲‘HEART OF THE CITY’に特に心意気を感じた。


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◆民放テレビにも出演しお茶の間にも登場。フロントのふたりよりもリズムのこのふたりにアイリッシュ・ロッカー的な気質を感じた。ベース&ハーモニカのピート・オハンロン(左)とドラムのエヴァン・ウォルシュ(右)。顔つきがピートは若き日のボノに、エヴァンは若き日のアンディ・ホワイトにとてもよく似ている。ふたりのプレイ中の顔つきはサイコーだった。参考 1 参考 2

 普段は大御所や再結成モノばかり観聴きしているが、久しぶりに新人アイリッシュ・ロック・バンドを東京で観る事ができた。正直、半信半疑だったけど、なぜまわりの大人たちがこのバンドを絶賛しているのかが、初めて生で観てようやくわかった。彼らもいずれ年齢を重ねながら音楽シーンの中で人生経験を重ねていくはず。今のところは不良っぽさ(本来のロックのもつイメージのひとつ)は感じられず優等生的だから、もっと荒々しさを増して数年後にはもっと凶暴になってほしいと思う。将来が本当に楽しみだな、と思える良いライヴだった。

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◆(オマケ画像) 冒頭でふれた昨年9月の幻のライヴの告知。フィリップ・シェヴロンは性格・立場上絶賛とかしない人だけど、音はしっかり聴いて注目しているそうだ。もしもこの対バンが実現していればセッションもあっただろうし、伝説のライヴになったであろう・・・関連記事
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by chihon | 2013-04-28 01:35
2013年 04月 26日

雑誌 8

 アイルランドでの初表紙。人気がブレイクする直前、なぜかシェインの表情に陰影が感じられる。

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◆HOT PRESS 28th January 1988
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by chihon | 2013-04-26 02:13 | Shane MacGowan
2013年 04月 19日

BP Fallon & the Bandits : STILL LEGAL

 鬼才BP Fallon・・・その名は日本だとLed ZeppelinやT.Rexを手がけていた人だから、その周辺のファンの方たちには知られているかもしれない。60年代アイルランドでブロードキャスターとして出発、60年代末にロンドンへ渡りBeatlesのApple Recordsで、のちにニューヨークのIsland Recordsでも仕事をするようになる。Johnny Thundersなどのニューヨーク・パンクをイギリス側へ、Ian Duryなどロンドン・パブ・ロックをアメリカ/アイルランド側へ紹介したのはこの人である。また、ロンドンのバンドPoguesを初めてアイルランドに紹介した人でもある。Phil Lynott(Thin Lizzy)、Shane MacGowan(Pogues)、Bono(U2)らアイリッシュ・ミュージシャンと親好が深く、かれらのルーツ回帰的な音楽活動の時には常に傍らにいた人、アイルランドとイギリスとアメリカのロックを架け橋した、とにかく神様みたいな人。70歳近いであろう現在でもプロデューサー、フォトグラファー、ジャーナリスト、ディスクジョッキーなど多彩で世界中をまたにかけている。日本的に言うと、出たがり業界人(?)といった感じか。

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ダウンロードをメインに販売されているがCD盤の方はデザインをあのアイルランドの有名ロックデザイナーSteve Rapidが手がけている。

 かなり前置きが長くなってしまったが、長い経歴の中でプロデュースの他にコーラスとかでもいろいろなアルバムに参加していたりしたけれど、遂に自らのフル・アルバムをリリースし話題を呼んでいる。メンバーはBlondieからAaron Lee Tasjan(G)、Nigel Harrison(B)、StoogesからClem Burke(D)、と豪華。シンプルなガレージ・ロックン・ロールにBPのひょうひょうとしたヴォーカルがのり、熟年サウンド(?)を展開させている。全曲オリジナルで、詞作のほうでも長年の蓄積を披露、エンターテナーとして自身のキャラクターを押し出す事に成功している。聴きごたえ充分な傑作アルバムだ。

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◆オマケ画像 1 Poguesのダブリン公演後のアフターパーティでShane MacGowanがDJをしたのだが、ベロンベロンのShaneの横でターンテーブル操作をしていたBPの姿をお見かけしました。ShaneはDJブースの中でフラついていただけ・・・これはその翌朝のショット(2004年)。

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◆オマケ画像 2 キャリアをスタートした頃、ダブリンの海賊ラジオ局でDublinersをかけまくったという逸話も(1967年)。

bpfallon.com

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by chihon | 2013-04-19 11:36
2013年 04月 18日

雑誌 7

 フィリップ、20歳。ラジエーターズが活動拠点をダブリンからロンドンへ移すという事で、地元音楽誌で初表紙を飾った時のもの。

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◆HOT PRESS October 3rd 1977
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by chihon | 2013-04-18 02:48 | Philip Chevron
2013年 04月 16日

雑誌 6

 フィリップとコステロ。中央はフィリップがアルバム・プロデュースをしたドイツのキャバレー・ミュージックの女帝、故アグネス・バーネル(ラジエーターズで唄った事もある・・・)。

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◆NME 11 May 1985
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by chihon | 2013-04-16 04:00 | Philip Chevron
2013年 04月 15日

雑誌 5

 イギリスの伝統系音楽雑誌 fROOTS。雑誌の特色からかテリー御大が登場。

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◆Folk ROOTS AUGUST 1987
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by chihon | 2013-04-15 03:35 | Pogues
2013年 04月 14日

The Strypes : BLUE COLLAR JANE(長文)

 たくさんのビッグネームから絶賛され、英NME誌が選ぶ「いま一番観たいバンド1位」にランクイン・・・普段こういうキャッチフレーズに心躍らせる事はまず無い。でもザ・ストライプスは別だ。また、若すぎる(平均年齢16歳)とかいう紹介をよくされているこのバンド、実はついこの間までアイルランドの田舎町キャヴァンのスクール・キッズ・バンドだったのだが、あれよあれよという間にイギリスで超話題バンドに成長し、うまい具合にマスコミに乗っかり、来日するというお決まりのコースに。

 パブ・ロック、ドクター・フィールグッドあたりから60'sブリティッシュ・ビートやリズム・アンド・ブルースへ逆流していくようなサウンド、そしてビジュアル面を見ただけでどんな音を出すのかだいたいは想像がついてしまうのだが、それは彼らの親たちの音楽趣味の影響で、彼らの世代からするとレコードよりもむしろ映像作品とかからの影響も大きいはずだ。実際にワゴン車でアイルランド中のパブやクラヴ廻りをしていたというエピソードもあり、サウンドやファッションだけでなく活動方針・姿勢までその時代を模範しているかのように思える。

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◆発売されたばかりの来日記念盤『ブルー・カラー・ジェーン』(カヴァー 5+オリジナル 2=7曲入EP)。


 アイルランドの伝統音楽シーンでは、平均年齢16歳とかは特に珍しい事ではない。伝統音楽が家庭環境に根付いていれば、幼少の頃からフィドルやアコーディオン、フルートなどを習い、セッション活動をする。ザ・ストライプスのメンバーたちの家庭環境の中には自国の伝統音楽ではなく、英米のロックンロールやリズム・アンド・ブルースがあったのだろう。ヴォーカルよりも演奏がメインなトラッド/伝統音楽シーンなら若すぎる声質は問題ではないだろうが、ヴォーカルも重要視されるザ・ストライプスのようなジャンルだとまだ声質が完全ではない年齢のヴォーカルが弱点とも言えなくもない。また、ヴィジュアル面でも幼い顔つきと演奏のギャップがあるのは確かである。

 懐古主義系(?)アイリッシュ・ビート・ロックの系譜からは、ゼム、ムーヴメント、テイストなどが想い浮かぶ。あまり詳しくは書けないのだが、イギリスでブレークする以前、アイルランド国内ではアフターマスのミシェル・クロニン、ラジエーターズ・フロム・スペースのピート・ホリダイらが活動をバックアップ、その人脈の音楽関係者や愛好家といった大人たちから支持を得ていた。それがそのままもっとネームヴァリューとコマーシャリズムのあるイギリスの音楽業界に移行したな、と個人的に感じている。彼らの親たちの世代、いや、もっと上の世代の耳の肥えたロックリスナーも唸らせてしまうザ・ストライプスの魅力はそんな大人たちが60、70年代の時に感じていたようなドキドキ感なのかもしれない。

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◆ラジエーターズ・フロム・スペースのピート・ホリダイと。

The Strypes Official Site(English)

日本語公式サイト(Japanese)

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by chihon | 2013-04-14 01:38
2013年 04月 10日

懐かしアイリッシュ・ロック・イン・ジャパン 2

 実は結構好きだった。いろんな意味でアイルランドっぽさを感じる事ができたバンド。

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◆1996年 ザ・クランベリーズ
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by chihon | 2013-04-10 05:06
2013年 04月 10日

懐かしアイリッシュ・ロック・イン・ジャパン 1

 この少し前にポーグスがジョー・ストラマーと来日したり、ポーグスのベスト・アルバム&ビデオが発売されたりして、なんだかんだテンションマックス状態で駆けつけたな、たしか。ポーグスのTシャツを着た人がいっぱいいたのを覚えている。楽しかった。

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◆1992年 サンズ・オブ・ザ・デザート
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by chihon | 2013-04-10 05:04
2013年 04月 07日

雑誌 4

 数あるポーグス/シェインがカヴァーの雑誌の中でも最も有名なもの。このメジャー誌フェイスの表紙をかざった事からシェインの「顔」がイッキに全国区へ。国民的知名度を得る事になる。

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◆THE FACE APRIL 1988

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by chihon | 2013-04-07 03:31 | Pogues