The Old Main Blog

pogues.exblog.jp
ブログトップ

<   2012年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2012年 12月 30日

HE AIN'T HEAVY, HE'S MY BROTHER - Hillsborough charity single

 UKクリスマス・チャート1位獲得のThe Justice Collective - Hillsborough Tragedy Single。これは1989年シェフィールドのヒルズボロ・スタジアムでのFAカップ試合中に起きた事故の遺族・犠牲者へのチャリティ企画です。

d0084437_43010.png

◆ザ・ホリーズのカヴァーです。かつての邦題は「兄弟の誓い」。感動的なアレンジで、何人もの歌手が歌い継いでいます。その末席に我らがシェインが参加!ミック・ジョーンズもいますが、なんとポール・マッカートニー(唄だけでなくギターも弾いている)も参加という事で話題になっています。イギリス好きにはたまらない内容です。

d0084437_405556.gif

◆フルビデオ試観可能。各アーティストの歌唱ヴァースが記載。

d0084437_404033.png

◆ぜひ(特にサッカー好きな方)売り上げは寄付されるので購入をおすすめします。iTunesへのリンクを張りました。200円です。

d0084437_1153510.jpg

◆ダウンロードやMP3も利用しますが、チャリティとかシングルとかアルバムに関わらず盤が出れば必ず購入というスタンスで音楽に接しています。

d0084437_402449.jpg

[PR]

by chihon | 2012-12-30 04:00 | Shane MacGowan
2012年 12月 16日

もうひとつのクリスマス・ソング - Shane MacGowan & the Popes : CHRISTMAS LULLABY

 毎年この時期になるとヒットチャートに再登場する曲 ‘FAIRYTALE OF NEW YORK’。今年(も)シングルとして再発された、ザ・ポーグス最大のヒット曲でもあり、詩の内容はある意味、最高でもあり最低でもあるクリスマス・ソングだ。シェイン/ジェムの最高傑作と言っていいだろう。この曲のヒットでポーグス・イコール・クリスマス的な風物詩扱いが現在でも続いているのに異存はないはずだ。

 ‘FAIRYTALE’ から9年後、1996年12月にひっそりとリリースされた4曲入 “CHRISTMAS PARTY EP” に収録の ‘CHRISTMAS LULLABY’ も忘れがたいクリスマス・ソングだ。96年といえば、シェインの音楽活動の歴史のなかでも最悪の年。95年暮れに決まりかけた来日が流れてしまい、翌96年前半のライヴもキャンセルが相次ぎ、重度のアルコールとドラッグ依存症がささやかれ、危篤説まで流れた年だ。10月にはチャーリー・マクレナン(*)がオーバードーズで死去。でも生命力の強いシェインは、‘FAIRYTALE’ に続くクリスマス・ヒットを狙って書き下ろしのこの曲をリリース。しかし売れなかった・・・ ‘FAIRYTALE’ が看板のような曲になってしまっていて、その影に隠れてしまったのが残念だが、‘FAIRYTALE’ は作詞作曲がジェムとシェインの共作なのに対し、この曲は作詞作曲ともシェインでポーグスでのシェインとはまたひと味違ったシェイン節が聴ける。

d0084437_1883161.jpg

◆“CHRISTMAS PARTY EP”(featuring “CHRISTMAS LULLABY” “PADDY ROLLING STONE” “HIPPY HIPPY SHAKE” and “DANNY BOY”), released in December 1996 on 7inch vinyl/CD from ZTT. All tracks produced by Shane and Brian Robertson (from Thin Lizzy).

Just like your dear old dad 

I hope you grow up brave and strong
Not like me - all weak and sad
You said "Daddy, daddy, you're stinking of booze"


I kissed him and said, "Kid, I was born to lose"


But you have a future and a big one to say


And I hope you'll remember all the love that I gave

Tura lura lurayl

Tura lura lie
Tura lura lurayl
It's a Christmas Lullaby


愛する年老いた父さんのように
おまえも勇敢で強靭に育ってほしい
私のような悲しくて嘆かわしい人生じゃなく
おまえは父さんにいつも酒臭いと言ってたわね
私は父さんにキスしておまえにこう言ったわ、私は生まれながらの敗北者だと
でもおまえの将来は有望なはずよ
そして私がそそいだすべての愛情を忘れないでほしい
(歌詞と訳詞は部分引用)

◆サビのコーラス部分は、The Band : THE LAST WALTS でヴァン・モリソンが唄っている ‘TURA LURA LURAL’ から流用している。ヴァンは最後 That's an Irish Lullaby . . . と唄ってるが、シェインはそこを It's a Christmas . . . と唄っている。

d0084437_18145759.jpg

◆On the back cover there is a very nice picture of Phil Lynott with Charlie MacLennan, who was Thin Lizzy's stage manager and a very close friend to both Phil and Shane. After Phil's death, Charlie was involved with the Pogues as stage manager and toured around the world with them as well as with the Popes until he passed away in October 1996. This EP was dedicated to Charlie.
(*)バック・カヴァー。フィル・ライノットと、ビッグ・チャーリーことチャーリー・マクレナン。チャーリーは長年シン・リジーのステージ・マネージャーを務め、フィルのパーソナルなアシスタントも兼任していた。1986年フィル没後、ザ・ポーグス・ファミリーの一員となり来日公演にも同行。1996年に亡くなるまでステージ・マネージャー/パーソナル・アシスタントとして常にシェインの傍らにいた。このEPはチャーリーの追悼盤でもある。
[PR]

by chihon | 2012-12-16 13:15 | Shane MacGowan
2012年 12月 12日

25th Anniversary Edition - The Pogues featuring Kirsty MacColl : FAIRYTALE OF NEW YORK

 何年経っても色あせる事のない名曲。UKクリスマス・スタンダード。オリジナルは1987年11月発売。今月、1991、2005年に引き続き3度目の再発となった。今年は発売25周年ということで、配信の他にもジャケ写リニューアルで7インチのアナログ盤とCDシングルがリリースされた。ザ・ポーグスの熱心なファンの友人Tクンの言葉を借りれば、「ポーグスにつきまとう酔いどれ詩人とか酔っ払い集団とかいうパブリックイメージ・・・」と似たようなものがこの曲にもつきまとっているのは事実だ。でも、現在SNS上でUKチャート1位にしようというキャンペーンが展開されているを見たりすると微笑ましいものを感じる。詳しくは書けないのだが今回の再発でバンドメンバーの懐が潤うのは嬉しい事でもある。まぁ、なんだかんだ言ってもこの曲だけがポーグスじゃないし、チャートで何位になろうが特に意味はないけど・・・気になる順位は先週が27位、今週は15位

d0084437_17212868.jpg

◆7インチB面はカラオケ対応のインスト。
【参考】年歴UKチャート:1987年/2位 1991/36 2005/3 2006/6 2007/4 2008/12 2009/12 2010/17 2011/13
[PR]

by chihon | 2012-12-12 21:30 | Pogues
2012年 12月 10日

Horslips : DRIVE THE COLD WINTER AWAY

 クリスマス・アルバムを1枚紹介という事で1975年発表のこのアルバムを挙げておきます。個人的にはクリスマス・アルバムという括りで聴いてきたわけではないのですが、そのタイトルからか冬になるとなんとなく聴き返したくなるアルバムです。ホースリップスといえば、伝統音楽をエレクトリック楽器による演奏でアプローチした1972年のファーストアルバムが有名で、70年代中期の英国ポップ全盛期の波にうまく乗り、プログレやハードロックの要素を散りばめた秀作を3枚発表し、本作は5作目にあたるアルバムです。完全と言ってもいいアコースティックな作品でホースリップスの諸作中でも異色なアルバムでもあります。一般のプログレやハードロック、アイリッシュ・ロックのリスナーにはややクラシカルかな、とも受け取られそうなその音には伝統音楽/トラッドというよりケルト性が感じられます。オキャロランズ・チューンや伝承唄を取り上げケルト神話性を浮かび表せているのです。雪、氷、ベツレヘム、イエス・・・クリスマスというより冬に焦点を合わせたコンセプトアルバム的な印象をもちます。もしもケルティック・クリスマスという表現があるのなら、このアルバムにピッタリ当てはまるでしょう。

d0084437_2019551.jpg

◆オリジナルLPとリイシューCD。クリスマスカード風なジャケットデザイン。この記事を書くにあたってCDを聴きながらタイトルいわく冬の寒い夜道を車で走ってみました。
[PR]

by chihon | 2012-12-10 03:45