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2012年 05月 30日

THE ROCKY ROAD TO POLAND

 間もなく開幕するEuro 2012 ヨーロピアン・カップ、今回もアイルランドチームの応援歌が何曲かリリースされている。その中から、オフィシャルソングとしてリリースされ即アイルランドのヒットチャートの1位になった曲 ‘THE ROCKY ROAD TO POLAND’ について。有名なトラッド ‘THE ROCKY ROAD TO DUBLIN’ を開催国ポーランドにもじってタイトル化し、アイルランドを代表するシンガー Damien DempseyとDanny O'Reillyをメインヴォーカルに、そして演奏がThe Dublinersとくればそう聞いただけで充分国民的ですが、ただの替え歌ではありません。コーラスでYou'll Never Beat the Iris!と唄われるというか叫ばれてるあたりで感じられる士気高まる興奮度がもの凄いです。目頭が熱くなり、思わず握りこぶしをつくってしまいたくなるこのアレンジはDamienとおそらくDublinersのEamonn Campbellだろう。Jon Reynoldsのプロデュース手腕はさておき、Dublinersがこんなにまでがんばって強靭な演奏を聴かせてくれるのが嬉しいです。なお、曲の売上げのすべてがIrish Cancer Society and John Giles Foundationへ寄付されるそうです。また、この曲はこの春に亡くなったDublinersのバンジョープレーヤー、Barney McKennaの最後の録音、そして追悼盤としてリリースされています。

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by chihon | 2012-05-30 02:47
2012年 05月 29日

ザ・ポーグス来日関連雑誌掲載情報

Bollocks 4月号 No.001 (フィリップ・インタビュー、来日前)

OLD FASHION Vol.003 (フィリップ・インタビュー、来日前)

ROCK JET Vol.14 (「ポーグスがやってくる!」2005/6年来日時の回想風エッセイ)

朝日新聞夕刊 4月5日 サウンズBOX (『トラブル・ピルグリム/ラジエーターズ・フロム・スペース』)

rockin' on 6月号 (ライヴレヴュー)

Bollocks 6月号 No.002 (フィリップ・インタビュー、来日中/ライヴレヴュー)

OLD FASHION Vol.004 (フィリップ・インタビュー、来日中)


◆発行日順です。フィリップ・シェヴロンのラジエーターズのプロモーションがらみのインタヴューが目立ちます。それにからめて現在のポーグスについても語っていますし、日本の震災・原発についての発言もありました。Bollocks No.002は「堕ちた天使たちが新木場に降り立った夜」と題した巻頭カラー特集。フィリップのインストア、インタビュー、ライヴレヴュー、写真をまとめてあります。

◆情報提供はTクン。いつもありがとうございます。

◆他にも掲載されているのを知ってる方、ぜひご一報ください。
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by chihon | 2012-05-29 02:30 | Pogues
2012年 05月 13日

Raymond Meade : WAITING FOR LUCY feat. PHILIP CHEVRON

 レイモンド・ミードといえば、かつてザ・ロネルズのフロントマンとして地元グラスゴーのギター・ポップ・ムーブメントを賑やかし、2006年には来日公演も行ったので記憶にある方もいると思う。また、レイモンド自身古くからザ・ポーグスのファンで、シェイン&ザ・ポープスのサポート・ギタリストだった事もある。そんなレイモンドは、現在ロネルズ解散後初のソロ・アルバム “FABLES AND FOLLIES” を準備中、その中の1曲 ‘WAITING FOR LUCY’ にフィリップ・シェヴロンがギター&バッキング・ヴォーカルで参加している。アコースティックですごく静か、二人の繊細な感じが伝わってくる佳曲。THE IRISH POSTでは「アイルランドの本質が感じられるアイリッシュ・メランコリー・バラッド」と称されています。レイモンド本人からmp3ファイルを頂きましたので、聴いてみたい方はコメント欄(非公開)かツイッターのDMでメールアドレスをお知らせ頂ければファイルを添付してさしあげます。

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Raymond Meade

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by chihon | 2012-05-13 02:26 | Philip Chevron
2012年 05月 09日

V.A. : DON'T LET THE HOPE CLOSE DOWN

 先日書いた記事「THE BAND PLAYED WALTZING MATILDA」のシングル・ヴァージョンを何かのCDで聴く事はできるのか?、というお問い合わせを頂きましたので、シングル/アルバムのヴァージョン違いについての個人的な感想とCDの紹介です。

 アルバム(RUM SODOMY . . .)の再録ヴァージョンとの大きな違いはエンディング部分のアレンジですが、全体的な印象の違いはあまり感じません。壮大さはホーンが入ってるアルバムの方があります。また、シングルの方は3分ぐらい短く(ヴァースが縮められてる)、リズムのとりかたが若干違うような気がします。アコーディオンもそれほど全面に聴こえない。エンディング部分のホイッスルの入り方がイイ感じです。ギターはシングルの方がジェームズ、アルバムの方はフィリップが弾いてるそうです。

 CDですが、2004年発売のリマスター・シリーズのファースト『赤い薔薇を僕に』に、リマスターされたこの音源がボーナス収録されています(何を今さらですけど・・・)。ここではアコーディオンがやや全面に聴こえ、全体がクリアな音になっています。聴きどころのドラムが入るまでのヴォーカル部分、ここは個人的にはオリジナル・ミックスの方が好みです。あくまでもアナログ・シングルでのシェインの唄声が耳に染み付いてしまっているので、こればかりはどうしようもありません(苦笑)。

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 リマスターではなくオリジナル・ミックスはこのアルバムで聴く事ができます。1984年発売のオムニバス“DON’T LET THE HOPE CLOSE DOWN”、ロンドンのパブロックの殿堂的な名門パブ Hope & Anchor に80年代中頃にレギュラー出演していたアーティスト17組による、騒音問題でこのパブが閉鎖されそうになった時の反対・救済チャリティ・アルバムです。ジェームズ・ファーンリィは、ロンドン北部のこの頃のこのシーンについて「バンカビリー」と発言しています。どのバンドもパンク/(ネオ)ロカビリー色が強く、アイリッシュ・パンク的/ルーツ探求的にいうと、まだこの頃はザ・ポーグスよりザ・メン・ゼイ・クドゥント・ハングのほうが突出している印象があります。この後メジャー進出したのはこの2組とロビン・ヒッチコックぐらいかな。当時のこのシーンを知るには外せないオムニバスで、雰囲気も最高なアルバムです。

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◆現在流通しているドイツ盤CD。オリジナルLPとは曲順が変更になってますね。
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by chihon | 2012-05-09 03:51 | Pogues
2012年 05月 01日

101 IRISH RECORDS - YOU MUST HEAR BEFORE YOU DIE

 タイトルに惹かれて取り寄せてみたアイルランドで昨年暮れに出版されたアルバムガイド。著者のトニー・クレイトンはアイルランドの音楽ライター。主にコンテンポラリー/ロック系を守備範囲とするライターだ。アルファベット順に101枚のアルバムデータと解説が紹介されていて、ジャケット写真にもスペースがとられていて見ているだけでも楽しい作りの本になっている。基本各アーティスト代表作1枚選出だが、U2とヴァン・モリソンは最重要アーティストとして数枚選出されている。

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 ボクが特に想い入れがある70年代近辺のトラッド、SSWやパンク系も漏らさずに載っているのが嬉しい。もちろんポーグスやフィオン・レーガンなど厳密にはアイルランドのアーティストではない場合でも取り上げられているのだが、アイルランドで生まれ育って活動を開始したアーティスト、本国でアイリッシュとして認知されているメジャー・アーティストをジャンルに偏りなく網羅し、その「アルバム選出」よりは「アーティト選出」のほうに重点が置かれている気がする。日本人からみた「アイリッシュ・ロック」という視点からはズレがあるのは確かなのだが、その選出基準には共感するものを感じた。

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by chihon | 2012-05-01 14:21