アイリッシュ・フォークの巨匠、アンディ・アーヴァインの2年前の70歳の誕生日にダブリンで行われた生誕記念コンサートのライヴ盤がようやくリリースされた。40数年にも渡る長い音楽活動歴のなかから、このコンサートはかつてのSweeney's Men、ポール・ブレイディとのデュオの復活、現在活動中のMozaik、LAPDというふたつのグループ、という4形態で行われた。いわゆるライヴ盤とういうより各形態の演奏を抜粋して編集してまとめてある。どこを取ってもレコードやCDで聴き馴染んだ曲のライヴ演奏が聴ける。4形態合体でのアルバム最終収録曲「ブラックスミス」の鳥肌立つカッコ良さといったら、これぞ最高峰!と言えるぐらいだ。
◆ テリー・ウッズの枯れた唄声、ポールの存在感、そしてアンディの円熟味がアイリッシュ男性ヴォーカルファンにとっては堪らない。近々DVDでもリリースされる予定。
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